谷口 優花
風の教会エリア
谷口 優花
たにぐち ゆか
1997年 大阪府生まれ、愛知県在住
2023年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 絵画専攻版画 修了
隙間から見える光景をモチーフに、版画技法の一種であるリトグラフにて作品制作を行う。 隙間に対して、奥に広がる景色が隙間の形で切り取られて詰まっているという風に感じる事があった。実際には景色が断ち切られる訳なく続いているのは分かっているのだが、自らの目に映る途切れた姿そのままを捉えて残したいという思いのもと、作品にする。隙間に限らず、ポールや電線など広がる景色内を横切る物にも着目し、それらを切り取り線として 新たなフレームを持った景色を追い求めている。版画の制作では、一つの絵に対していくつもの工程で向き合いながら進める。この時間があるからこそ、最初に見落としていたモチーフの魅力の発見を後から重ねることができる。作品は、実際の空間ではできない「切り取り」を叶えてくれるものであり、見落としている現実を教えてくれるものでもあるのだ。
2024 年8月24日(土)〜11月24日(日)
ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、
風の教会エリア、トレイルエリア、 ほか六甲山上会場
今後の詳細はrokkomeetsart.jpにてお知らせします。