中村萌
撮影:浦野航気
中村萌なかむら もえ
1988年 東京都出身、神奈川県在住
2012年 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修了
楠などを丸太の状態から削り出し、油絵具で彩色する手法で制作を行う。
幼いころから描いているという、自身を投影した不思議な姿をした作品を、平面や彫刻で発表している。
21年には東京のポーラ ミュージアム アネックスで、自身にとって国内初となる大型個展「our whereabouts - 私たちの行方 -」を、ギャラリー椿の個展「inside us」と同時期に開催。これまで、「House of the Rising Light | Group Show」(ドロシーサーカスギャラリー、ローマ、ロンドン)、ART OSAKA 2021(大阪市中央公会堂)、六甲ミーツ・アート芸術散歩 2020(兵庫) など数多くの展覧会や芸術祭に参加。
中村の作品たちの曖昧な表情と感情は、観る人が自身の記憶を通し作品と作家の世界観にそれぞれの形で共感する事ができ、国籍を問わず多くの人を惹きつけている。