長雪恵
長雪恵おさ ゆきえ
1976年 東京都出身・在住
2004年 多摩美術大学造形表現学部造形学科油画専攻卒業
自分の過去の作品を解体し、再構築して作品を制作。過去作を特別な素材として使用。
制作した時期が異なる過去作には、その時々の私の想いや表現方法が詰め込まれている。
様々な私が一つに集約され、今現在の作品が創られていく。
それらの作品は時の流れとともに、別の作品にアップデートされていく。
私にとって作品は永遠ではなく、生まれ変わっていくもの。
その中にある「変わること」そして「変わるなかで変わらないこと」を大切に制作を続けている。
解体して素材となる作品は、木の板を彫刻刀で彫って画面をつくる木彩画や、麻や綿のキャンバスに描いた油絵、陶芸作品、版画やドローイングの紙作品など、多岐に渡る。
画面には動物が登場する事が多く、命ある動物達をモチーフにお借りする事によって、生命力や日常・生活を描いている。