15回目を迎える六甲山での芸術祭では今年も例年に倣い作品プランの公募を行い、この度15プランの1次審査通過が決まりました。今後各アーティストは六甲山で作品制作を行い、8月22日に2次審査を実施、各賞の選定が行われます。
過去最多398プランが寄せられた今回は例年にも増してハードな審査になりました。プラン傾向や場所の重複など優れたプランにもかかわらず採用に至らない例も散見され、いつもながら審査の難しさを痛感しています。
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondが観光のフィールドで実施されていること、三ヶ月におよぶ長期の展示であること、自然環境が非常に厳しい屋外展示が主体の芸術祭であることなど、独特な状況・条件に果敢に挑むプランの数々は私達に作品の多様性、芸術の展開に関して多くの示唆を与えてくれました。
本年も、年齢・性別・国籍等の如何によらず私達の芸術祭にご興味をお持ちいただき力のこもったプランをお寄せいただいたみなさま、そして現代アートの広大な海を渡ろうとされているアーティスト各位に心から敬意を表し心より厚くお礼申しあげます。
ありがとうございました。
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
総合ディレクター 高見澤清隆