11月24日(日)を持ちまして、神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondは無事に閉幕をいたしました。
お越しくださった皆様、注目くださった皆様、誠にありがとうございました。
閉幕に際し、当芸術祭総合ディレクターよりご挨拶を申し上げます。
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondを終えて
暖かい日が多く紅葉の見頃も会期終了後にずれ込むなどいつもと少し違う秋でしたが11月24日をもって今年も六甲山の芸術祭は終了しました。
猛暑の夏に61組のアーティストが作品設置に汗をながしていたことが遠くに感じられるほど初冬の六甲山は冷え込んで夜景のきらめきが鮮やかになっています。
ことしは「新しい視界 Find new perspectives.」がテーマでした。六甲山では多くの表現者の作品やパフォーマンスを通じて多様な視界を獲得できたように感じています。それと共に約3ヶ月の会期中にも私たちの環境は目まぐるしく変化して来ました。当たり前のように感じていた世界はじつはそうでは無いことに気付かされた私たちは何を目撃しているのでしょうか。六甲山からの眺望は変わらずに広がっています。今後も私たちは芸術祭とアーティストの表現を通じて新しい視界を獲得しつつ世界の変容を注視して行きたいと思います。
そしてさまざまな条件や厳しい自然環境のなか芸術祭に参加していただいた展示出展のアーティスト、こどもプログラムや六甲山芸術劇場に参加いただいた表現者のみなさまに心より敬意を表します。またさまざまな形でご協力ご支援いただいた全てのみなさまに厚くお礼申し上げます。そして広くなった会場を歩き回っていただいたスタッフのみなさまお疲れ様でした。
最後にご来場いただいた多くのみなさまへ、神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondに関心を持っていただき、アーティスト、パフォーマーの表現に触れていただきましたこと心より感謝しています。今後も六甲山を見守っていただきますようお願いいたします。ありがとうございました。
神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond 総合ディレクター
高見澤清隆